横浜・中区散歩
横浜を歩くなんて久しぶりです。あまり時間がない状況で何を見ようか迷ったのですが、「横浜3塔」を見ることにしました。横浜市開港記念会館(1917年)=ジャックの塔、神奈川県庁(1928年)=キングの塔、横浜税関(1934年)=クイーンの塔です。これら3つは狭いエリアに集中しているので、短い時間で見られます。個人的には赤煉瓦と白花崗岩の組み合わせが華やかなジャックの塔が好み。東京駅などと同じでいわゆる辰野式ですが、設計者は異なります。
冷房ががんがんに効いているわけでもないのですが、涼しげな屋内。柔らかなムードのせいでしょうか。
日本大通り沿いの三井物産横浜ビル(右側1号館=1911年、左側倉庫=1910年。遠藤於菟)です。横浜最古のオフィスビルにして、日本で最初の全鉄筋コンクリート造建築という理由で、ついつい足が向いてしまいます。そうとは知らずに通り過ぎている人が多いのでは。それにしてもこの周辺、醜い看板は見あたらないし、歩道は広いしで気分良く歩けます。久々に歩き回りましたが、街がずいぶんすっきりした印象。生活臭はないのですが冷たくなく、清潔感だけが印象に残ります。
新港橋付近から望むみなとみらい方面です。水辺に近いにもいいですね。このあたりで働く人たちがうらやましい。あれだけごちゃごちゃしていた新港埠頭のすっきり激変ぶりも驚きです。
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