電気自動車「IZA」に遭遇
「電気の史料館」(神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4-1)というより、東京電力技術開発本部と言ったらいいのでしょうか、メインエントランスを通過すると、受付より先に目に付いたがコレ(人造人間キカイダーを連想させます)。

IZA。東京電力と東京R&D、環境庁国立公害研究所(現・環境省国立環境研究所)時代の清水浩・慶応義塾大学環境情報学部教授(であり、株式会社SIM-Drive代表取締役社長。工学博士)が開発に携わった電気自動車(EV)です。ゆえに(?)インホイールモーターを採用(最大トルク42.5kgm×4)。
1991年の東京モーターショーに出展されました。この年は日産がFEVという名のEVを出展していましたが、どちらもニッケルカドミウム電池を搭載。後輪をスパッツで覆った処理といい、ラウンドしたフォルムといい、どことなく共通性を感じます。Cd値が0.19なのも、インホイールモーター(FEVは前2輪)なのも同じ。

電池重量は531kgで、電圧は288V(100Ah)。40km/h定速で一充電当たり走行距離は548km、100km/h定速で270kmでした。ダッシュボードに置いてある車検証を見ると、車重は1550kg(前軸790kg、後軸760kg)ですから、そんなに重くもない。エアコン、パワステ、パワーウィンドウに、オーディオも装備。インテリアを覗くと、当時流行したハイソカーのムードが漂っています。走行性能の数値的には結構イイ線いっていたことがわかります。
車高の低さ(1260mm)が印象的。フロントセクションがスケルトンになっていますが、引き出し線を付けたくなるのは職業病か。


IZA。東京電力と東京R&D、環境庁国立公害研究所(現・環境省国立環境研究所)時代の清水浩・慶応義塾大学環境情報学部教授(であり、株式会社SIM-Drive代表取締役社長。工学博士)が開発に携わった電気自動車(EV)です。ゆえに(?)インホイールモーターを採用(最大トルク42.5kgm×4)。
1991年の東京モーターショーに出展されました。この年は日産がFEVという名のEVを出展していましたが、どちらもニッケルカドミウム電池を搭載。後輪をスパッツで覆った処理といい、ラウンドしたフォルムといい、どことなく共通性を感じます。Cd値が0.19なのも、インホイールモーター(FEVは前2輪)なのも同じ。

電池重量は531kgで、電圧は288V(100Ah)。40km/h定速で一充電当たり走行距離は548km、100km/h定速で270kmでした。ダッシュボードに置いてある車検証を見ると、車重は1550kg(前軸790kg、後軸760kg)ですから、そんなに重くもない。エアコン、パワステ、パワーウィンドウに、オーディオも装備。インテリアを覗くと、当時流行したハイソカーのムードが漂っています。走行性能の数値的には結構イイ線いっていたことがわかります。
車高の低さ(1260mm)が印象的。フロントセクションがスケルトンになっていますが、引き出し線を付けたくなるのは職業病か。

この記事へのコメント
子供のころ、図鑑で見て一目惚れしたのがイザです
ミニカーも当然なく、自作でIZAのペーパークラフト(?)なんか作ってました
ソアラをスタイリッシュにした様なデザインは衝撃でした
電気自動車云々については興味ありませんでしたが、
なんかこのクルマに未来の様なキラキラしたものを感じていたのは覚えてます
レプリカでいいから市販しないかなぁ(笑)
いま見ても未来感たっぷりですものね。
一度でいいから現場へ訪れて電気自動車を運転したいです。
そして可能ならば、どのようなメカニズムをして稼動するのか勉学したいですね。
「走れ」→「疾れ」
船瀬さん、ご無礼しました。
けど、内容を見ると正に疾風の如く素晴らしい走行ですね。
走っても環境汚染していたら元も子もないですしね。
今度車買うとき、こういう車両購入できないかなあ。