ロータスのLMP2カーとダニエル・サイモン

ロータス・ブランドとして2013年に投入が予定されているT128が公開されています。このクルマをWEC/ル・マンに投入するのはスパイカーF1〜ジョーダン〜HRTでチーム代表などを務めたコリン・コレスのチーム、Kodewa。2012年シーズンはロータス・ブランドをまとったローラB12/80でLMP2カテゴリーに参戦していました。搭載するエンジンにもロータスのバッジがついていますが、中身はジャッド製(4L・V8)。

ローラ・カーズの会社存続が厳しい状況に置かれているので、現行ローラユーザーは対応策に迫られていることでしょう。KodewaはADESSという会社に設計を依頼し、シャシーの製作に乗り出しています。それがT128。ADESSはドイツ・ミュンヘンに本拠を置く、レース車両を中心とした設計・製造会社で、この会社を率いるステファン・ショッセは、元トヨタ(TMG)の空力エンジニア。メルセデスAMG(元ホンダF1)の風洞施設を借りて試験しているようですね。

LotusLMP2.jpg
(写真:Lotus LMP2)

さて、公開されたT128のレンダリングを見て気になることがありました。なんだか見覚えのあるマークだなぁと。DANIEL SIMONにも見覚えがある(というか、本持っているし)。

LotusLMP2_logo.jpg
(写真:Lotus LMP2)

T128と同じマーク、発見しました。

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(写真:Hispania Racing F1 Team)

2011年のF1シーズンに投入された、HRT F111です。このクルマのリバリー(いわゆるカラーリング)も、ロータスT128のリバリーも、ダニエル・サイモンが手がけたのですね。コレスつながり、でしょうか。

HRT_F111_Press_03_Sideview.jpg
(写真:Hispania Racing F1 Team)

HRT F111に関する過去エントリーはこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2011-02-10

今さら気づいたのですが、2012年のローラB12/80ロータスも、ダニエル・サイモンによるリバリーでした。

DSCN6190.JPG

そのダニエル・サイモン、F1日本GPの前後に講演などの目的で来日し、原宿でジェンソン・バトンに会ったりしていたのですね。へぇ〜。

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