マツダ・プレマシーSKYACTIVモデル

気がついたらチョイ乗りさせてもらってから1週間が経過しておりました。現行プレマシーのデビューは2010年ですが、そのプレマシーが2013年1月にマイナーチェンジ。マツダの次世代技術の総称である「SKYAKTIV(スカイアクティブ)」技術を投入したエンジン(ガソリン/2L・直4直噴自然吸気)とトランスミッション(6速AT)を搭載したモデルが主力に据えられたのがニュース。

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なんだ、既存のエンジンとトランスミッションをスカイアクティブに置き換えただけか、と決めつけたら叱られます(叱られた気になりました)。

マイナーチェンジを機に変わったわけではありませんが、プレマシーはダイアゴナルロール(ゴルフIIの時代によく聞きましたね。旋回外側輪への荷重移動を重視した、旋回外側前輪下がり/内側後輪上がりの姿勢)を重視した設計とのこと。ダイアゴナルロールにすることが目的なのではなく、目的はドライバー(および同乗者)の安心感です。スカイアクティブ技術をフル搭載したCX-5やアテンザも同じ思想でまとめられています。

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マツダのクルマはどんなクルマでも乗車した際のポジションから視界から動きまでスポーティだと常々思っていましたが、開発に携わる人々は、「スポーティに振りすぎ」だと思っていたようですね。それをちょっとばかり安定/快適方向に修正したのだと、筆者は理解しました。それでも依然、スポーティに乗ろうと思えばスポーティだし、そうでない気分のときでものんびりした気分を阻害しないような仕立てとなっています。つまり、心地いい。

スカイアクティブだから、というわけではなく(もちろん、仕立てやすさにはつながっているのでしょうが)、開発者の意識が変わったから、いいクルマがつぎつぎ出てくるのでしょうね。

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ところで、マツダのクルマには燃費のいいモードに切り替わる「エコボタン」がついていないし、サスペンションの味つけを変えるモード切り替えもついていない(のが基本)。理由は「最適点はひとつしかない」から。エンジンやトランスミッションの制御を切り替える「エコ」ボタンについていえば、「ドライバーがエコな運転をしようと思えば、クルマ側がそれに追従するので無用」とのこと。同様の理由で「スポーツ」ボタンもついていません。

いいですねぇ、その考え。

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